手掌、足底、指の側面、脇などにみられる水疱性疾患で、多汗を伴い、夏季に多く、痒みは少しあります。小水疱は無菌で、原因は不明ですが、汗の貯留現象と考えられます。手、足の『あせも』のような疾患です。また交感神経と関係しており緊張すると『手に汗にぎる』と言いますが、交感神経の分泌物アセチルコリンが出て、手、足の汗腺が反応し汗が出て悪化すると言われています。
掌蹠多汗症に対し塩化アルミニウムの外用療法を行っています。
汗を出す汗管を閉塞させ発汗を減少させます。
この効果は一過性であるため継続的な治療が必要となります。
1本 30ml 880円(税込)
1本 30ml 1,100円(税込)
脇の多汗症には25%塩化アルミニウム溶液
手蹠・足裏には40%塩化アルミニウム溶液を使用します。
濃度が高いと刺激感も強く時にかぶれをひきおこすことがあります。
脇の多汗症、ねる前にうすく外用し翌朝、水で洗い流します。
効果が出るまで毎日繰り返し、効果が出れば週1~2回にします。
ねる前に手のひらに多めに塗布します。
翌朝水で流します。効果がでるまでくり返し、その後は週1~2回の塗布を続けます。
効果のない場合綿の手袋(インナー)にしみこませ、その上にゴム手袋で密封する方法もありますが、手の甲に塗布するとかぶれが生じることがあるので注意が必要です。
※注意
2~3週間続け効果がない時、ヒリヒリ感が強く赤くなったり、かぶれたら、中止して下さい。
これらの治療は中止すればもとにもどります。
週1~2回程度でコントロールできるよう頑張りましょう。